米ドルの特徴を捉えよう

FXで最も取引される量が多い通貨がアメリカドル(米ドル)です。米ドルは、アメリカ国内だけではなく、石油や金など世界中で取引されている多種多様な商品の決済通貨として使われており、その取り引き量が世界で最も多いことから、世界の基軸通貨と呼ばれています。アメリカの政治や経済に関する情報は他の国に比べると入手しやすいために、どの通貨を選択するべきか迷っているFXの初心者であれば、まず考えたい通貨のひとつです。

外国為替市場においては、戦争やクーデター、テロなど有事が発生した場合には、資産をドルに替える行動が見られましたが、2001年にはアメリカ本土が直接テロの攻撃にさらされたために、市場でドルなどからの資産回避、安全な通貨へのシフトが進み、ドルに対してスイスフランが上昇しました。

ドルに投資する場合に注意しておきたい為替相場の変動要因は、金融政策、経済指標(非農業部門、ISM製造業景況指数、小売売上高、貿易収支、GDPなど)、要人発言(アメリカ財務長官、FRBの議長や理事など)などがあります。アメリカにおいては、中央銀行のFRBが経済や物価動向を安定させることを目的として、政策金利の調整を行っています。

公開市場操作を行うのはFOMC(連邦公開市場委員会)で、マネーサプライの調節などを行います。経済指標の指数がよければドル買い、悪ければドル売りに繋がりやすいようです。また、一般に利上げはドル買い、利下げはドル売りにつながりやすくなります。