値動きの激しい英ポンド

現在の世界の基軸通貨は米ドルですが、第2次世界大戦まではイギリスのポンドがその位置にありました。イギリスは、EUには加盟していますが、欧州単一通貨であるユーロには加盟していないために、ユーロ圏の経済状況に配慮することなく、中央銀行にあたるイングランド銀行がイギリス一国の事情のみで金融政策を実施しています。

08年には政策金利が先進国の中でも高い5.0%となっており、多くのスワップポイントが得られるとして、FXにおいて人気の高い通貨になっています。また、値動きが激しい通貨でもあるため、スワップポイントを目的とした中長期の投資の他に、為替変動からの収益を目的とした短期の投資にも向いています。

しかし、値動きが激しいということはリスクもその分だけ伴うために、取引を行う際には過度に高いレバレッジでの取引は控えたいところです。ポンドは、インターバンクにおいては、ケーブルと呼ばれており、通常、為替相場でケーブルといえばポンド/ドルを表します。

インターバンクでは通常ポンド/円という取引は行われず、米ドル/円とポンド/ドルの取引を行い、それを掛け合わせてポンド/円の取引を行います。為替相場の変動要因は、やはり経済指標や要人の発言です。

また、イギリスは北海油田を抱える世界9位の産油国でもあるため、英ポンドは原油価格が変動する影響も受けます。将来的には、イギリスがユーロに参加する可能性もあり、その場合、英ポンドは売られるリスクがあります。